妊活で悩んでいるあなた!睡眠負債を持っているかも?

 

現代型不眠、睡眠負債という言葉も出来てくるほど

夜しっかりと寝れない、寝つきが悪い、寝ても目覚めが悪いなどと、睡眠に関して様々な問題を抱えている人が増えている気がします。特に不妊治療を続けている方の間でも、よく聞く症状の一つが睡眠の問題です。

 

睡眠問題を東洋医学的に考えてみると、生体リズムや自律神経と関係の深い「陰気」と「陽気」と言われるものが関わってきます。

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陽気」とは体表をめぐり、主に気温の変化や身体を動かしたりする動的な気のことを指します

「陰気」とは逆に内側をめぐり、内臓をつかさどる静的な気のことを指しています。

1、昼間は活動的な時間になるので、動的な「陽気」が盛んになります。
2、夜になると身体を休めて内臓を養うために「陰気」が盛んになります。

これが、自律神経の仕組みと似ています。交感神経が「陽気」で副交感神経が「陰気」に近い感じです。

□陽気が尽きて陰気が盛んになっていくと眠り
□陰気が尽きて陽気が盛んになっていくと覚醒する。

そう東洋医学の古典にも記載があります。

このことからも、睡眠時には陰気が盛んになっているはずですが、逆に不足していると眠れなくなる陰が虚す「陰虚」と言うことになります。

では、この不足の状態はどうのようになっている時でしょうか。

 

陽気は体を温め、陰気は熱を冷ます性質がありますので「陰虚」になるということは、冷ます力が弱まっているので体に熱がたまっていると状態になると考えられています。

特に深部の熱が高くなり、体内の水分が失われやすく、口などの粘膜が乾いたり、便秘になりやすくなります。陰虚の場合の便秘は水分が少なくなる便が固いタイプのものです。原因としては過労が関係していると言われています。

夜遅くまで働くと、帰宅して眠りにつくまでの短い時間だけでは精神的な興奮状態が収まらず、疲れているのになかなか寝付けなくなったりするなど、長時間労働や過重労働が社会問題になっていますが、個人の努力では難しい現状だと思います。

この状態は東洋医学では気が陽にたまりっぱなし、つまり陽が優位な状態になってしまい眠れない原因になっています。

 

なかなか入眠出来ないかたは深部体温が高い状態で維持されており、陰虚による内熱の状態に似ています。

これを下げるためには足湯やお灸などを使ったり、ツボ押しなどで効果が得られます。

逆に靴下を履いたままで寝る、電気毛布を使うなどの行為も熱をこもらせてしまう原因となります。

 

その他には、朝気持ちよく起きるためには朝日をしっかりと浴びるという事も、とても大事です。

人間の皮膚は光を感じます。遮光カーテンを使う方もいますが、朝日を浴びることで、自然に覚醒するスイッチが入ります。もしくは、すこし余裕をもって家を出て朝日をしっかり浴びる事で体内リズムが整い、よい睡眠を促すことになります。

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体内の熱を下げるために冷やす食材を食べる、と考える方もいるかと思いますが、東洋医学的には陰虚状態を改善すればよいので、陰虚を補い、内熱の発生を防ぐということで、冷やすではなく補う形になります。

そこでお勧めの食材は山芋です。山芋は薬効として熱を除き、身体を温める成分もあり、陰虚を補って体を冷やさないというとても優秀な食材です。

仮眠は良いけど、眠りすぎにも注意してください。昼寝などの仮眠は1時間以内が良いそうです。寝すぎても気を減らしてしまうと言われ、疲労回復どころか気を消耗してまうそうです。

理想の睡眠は布団に入って、朝までぐっすり眠るのが良いと思われていますが、成長し大人になるにつれ、中途覚醒は増えていくのが普通なのです。ある意味、これも老化現象です。それでも、90分から120分のサイクルであれば、それほど気にする必要はないそうです。

 

面白いことに、睡眠負債が解消されていくと、寝付くまでに時間がかかり、途中で目が覚めてその後4時間も眠れないということもあるそうです。

なので、少々時間がかかるのは睡眠負債が少ない状況で、身体は元気ということかもしれません。

眠る時間も人それぞれですし、一定の時間寝なくてはいけないという事もなく、大体6時間から10時間以内で、よく眠れたと思える時間を見つけるのがよいみたいです。

 

眠りに対して囚われすぎず、いかに質を上げていくかを考えていった方が体にとっても、精神的にも良いことかもしれませんね。

現在はたくさんの情報が周りに溢れています。どれも正しいように感じますし、どれも自分に当てはまり不安になることも多いかと思います。

まずは新しいことを取り入れるのではなく、今の自分の生活習慣などを見直してみることから始めてみてはいかがでしょうか。意外と良い睡眠につながるかもしれませんね。