- update更新日:2019.03.23 folder未分類
不妊治療をしていて結果が出ないと、だんだん悲しい気持ちになって来て、自信を失っていきます。
いつしか、またどうせダメなんだ。
私には無理なんだといった自己否定の経験の積み重ねから、思考自体がマイナスの結果を想像させるようになってしまいます。
そして悲しみから怒りの感情が芽生え、そして無気力から自己防衛へと精神的な苦痛の段階が移っていっていき…
ついには自身の心や健康を守るために、その責任を自分以外の外敵要素に向けていきます。
これはほとんど無意識に起こる反応と言っても良いかも知れません。
その一番の矛先であり、言い訳として使われるのがストレスですね。
会社や仕事に向かったり、人間関係から社会的な問題といったところや、旦那さんや病院や治療院へと責任を転嫁することで、なんとか心の傷がそれ以上広がらないように対処しようとするのです。
自身を守るための理論武装をして、持ち堪えられなくなると、その環境から逃れていくようになります。
その結果、不妊治療の方法にブレが生じて、症状や問題点を改善するための治療ではなく、新しい話題の治療法や病院に飛びつくようになります。
医学的な知識のベースがない状態に、ネット情報からの断片的な理論を重ねていくので,良いと思った治療法の利点だけを注視している、リスキーな治療法に偏っている傾向が出やすいのです。
こうなるともう、その他の意見は聞こえなくなっています。
そしてそれでも悪い結果が続くと、メンタルが持ちこたえられなくなって、逃げるようにして不妊治療から遠ざかってしまいます。
何か、どこかでボタンの掛け違いがあったような、不妊治療の迷い道を突き進んでしまったかのようです。全てを一人で背負いこみ、違う方向へ一人で歩いて行ってしまった様な、何か残念な気持ちが残ります。
もう少し違った情報を集めて、冷静に選択できる環境があれば、赤ちゃんを生むために、より可能性の高く、リスクのより低い治療を受けることができたのではないかと思うところです。
◯どこで何が違ったのでしょうか?
◯あるいはどこで何をすれば良かったのでしょうか?
◯赤ちゃんが出来にくい要素が何なのか?
それらは人それぞれに違うので、それらの問題点を改善できる治療法や病院も違うのです。まず自分の体の問題点をきちんと把握して、その問題点と治療法を合ったものにすることが大切ですね。
そして、それが何故なのかをきちんと論理的に理解することが大切です。
人に聞いたからではなく、あなたと旦那さんとできちんと理解し、納得をして行動することなのです。それでこそブレのない治療ができるのです。