- update更新日:2019.03.22 folder未分類
「不妊治療は、どんなに努力をしても、全ての人が赤ちゃんを授かるわけではないですよね」っていう人がいます。
これは確かにそうなのです。
体外受精で実際に赤ちゃんが生まれる確率は…
日本では15%です。
年齢による生殖医療での出産のパーセンテージは…
43歳を越えると次第に0%へ近づいてゆきます。
ですから、不妊治療を本当に頑張ったとしても、年齢やAMH、卵巣機能の低い方や、何かの原因によって卵の質がよくない人など、赤ちゃんを授かる可能性が低い場合や不可能なことがあるのです。
ただ、個々の場合について出産できるか出来ないかは、医者に聞いてもわかりませんし…
どのくらいの確率なのかは一般的なデータをご覧いただく事しか方法はないでしょう。
その上、ある程度出産が可能と思える条件の方でも…
体外受精をしたからといっても、採卵や移植は何回か行う必要はあるでしょうし、流産も経験するケースが多いのです。
そこまで知ったところで、体外受精などの不妊治療を試してみるかどうかは、あなたの気持ち次第ですし、いつが不妊治療のやめ時ですか?という問いにも、例えば、「採卵を何度トライしても採れなくなれば、さすがに誰の目にもかなり難しくなったことは分かります」と、お答えすることしか出来ません。
結局この不妊治療は始まりも終わりも、納得が行くまで情報を調べて、その概要を知って頂くことは必要ですが…
その後の決断は全てがあなたの意思に委ねられているのです。
考えてみたら当然ですが、これはあなたの大切な人生を、あなた自身が創り上げるための治療であり、時間であり、機会の選択なのです。
でもここで、赤ちゃんを授かるパーセンテージが低い場合に…
「不妊治療ってやる意味あるのでしょうか?」
というご質問をされる方がいらっしゃいます。
意味があるか無いかは、あなたが決めなければいけないことですが、こういった時の比喩として、私達が助言させて頂いている例えがあります。
それは、もしこれが野球なら、3割3分打てば首位打者です。
どんなに素晴らしい選手でも、3回に2回は空振り、三振バッターアウトです。