まだ籍を入れていないのですが…体外受精はできますか?

不妊治療を始めているのだけど、実はまだ籍を入れていない方もいます。

割に年齢が高いことも多く、卵巣の年齢を考えても、とにかく早くステップアップして体外受精や、顕微受精に取り組んだ方がいいですよ。なんてお話をするのですが、何せ籍が入っていないと体外受精などの治療をしてくれない不妊治療専門病院が多いので、より効果的な治療に進めないのですね。

例えば43歳なら、残り時間が迫っているしAMHも低いでしょう。卵の在庫も減っているだろうし、そうだとすると残った卵胞も、若いときに比べたらフレッシュではなく、染色体の転写ミスが増えることも予想されます。

卵巣が疲れてくると、採卵に向かってもE2は上がらなくなり、FSHは高くなってしまいます。脳がいくら促しても卵巣は働いてくれないのです。遺残卵胞は潜在的に増えていて、良質の卵が育つことを妨げてきます。採卵をしてみたけど主席卵胞は空砲だったり、もうすでに壊れていたりして採れないといったケースが増えて来ます。

ホルモン値が悪く遺残卵胞が増えてくると、採卵を中止してピルを飲んでお休み周期に入ります。

リセットして遺残卵胞が減り、質の良い卵を採卵できそうな子宮、卵巣環境が整うのを待ち、再度採卵周期に入っていくのです。

卵巣の卵の在庫が減って、卵の質が悪くなってくると、こういった遺残卵胞をどう減らして少数精鋭の質の高い卵を確保出来るのか、卵巣の老化とタイムリミットとの競争になって来ます。

IMG_1566.jpgその時間との戦いの中から、一つの優秀で出産できるレベルの卵を確保するための、ギリギリの治療を行うためには、高度生殖医療を行う病院の中でも、最も高度なレベルの治療技術を持っている病院に通うことが、難しい状態の中でも赤ちゃんを得るためには必要になって来るのです。

そうなんです。そういった意味からも、出来る事なら籍を入れて欲しいのです。それは、あなたが子宝を得るために大きな力を得ることを意味しているのです。