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ビタミンDが体外受精の妊娠率を上げる?

海外の一部の研究者は生殖補助医療の成功率を上げるためにビタミンDの可能性について研究を行っています。

ビタミンDは日光を浴びることで体内で生産されます。つまり、多くの女性が常日頃から気にしている日焼け対策などはこのビタミンDの生産を阻害していることになります。

妊娠とビタミンDの関係について、多くの研究者たちが議論しており、ビタミンDの受容体と酵素が子宮内膜にあることも発見されています。動物の研究ではビタミンD不足により生殖機能の低下と妊娠率の低下があると言われています。

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人間の場合では、妊娠中毒症のリスクや妊娠高血圧、妊娠糖尿病、低体重児などがビタミンD不足により起こりうると知られています。

イギリスの研究では十分なビタミンDがある女性とそれよりも低い女性では3分の一高い確率で出産していると発表されています。これは妊娠検査薬で陽性、心拍まで確認された妊娠においても似たような結論になっています。

ビタミンDが十分でない女性と足りている女性での比較では、心拍まで確認された妊娠で46%、妊娠検査薬の陽性反応では34%の違いがある結果が出ています。

但し、流産とビタミンDの関連性は見つけられていません。

今回、対象となる女性の多くがビタミンDが足りてないことが研究で判明し、十分な人で26%、ビタミンD不足で45%、ビタミン欠乏で35%とされています。

現状では、ビタミンD不足や欠乏による関係性があることはわかってきているが、まだ限定的な結果であるためさらに臨床研究が必要であり、効果的だという結果がでるまでは妊娠をしたい女性が近くのドラッグストアでビタミンDを安易に買うべきではないとも忠告されています。

なぜなら、過剰なビタミンD摂取はカルシウム濃度を上昇させ、骨を弱くし、心臓や腎臓にダメージを与える可能性があるからです。

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とはいえ、適度なビタミンDを保つためにも食事やサプリメントからだけではなく、日光浴をうまく取り入れてみましょう。日焼けが気になる人でも、手のひらであれば日焼けしにくいので冬場で30分以上、夏場で15分以上日光に浴びるのがおすすめですが、まずは時間にこだわらず、ゆっくりと手のひらに日光浴をさせてあげてみてください!