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不妊検査について4 その2

クラミジア検査(月経中以外)

クラミジア検査方法

クラミジアは男性と女性のどちらにも感染する可能性があり、血液から感染したことがあるかをみる抗体検査と直接子宮頸管や尿管にクラミジアがいるかを検査する抗原検査があります。

抗原検査

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男性は性器と排尿器官が一緒なので尿道にクラミジアが感染します。
そのため男性は尿検査を行います。

女性は排尿器官ではなく子宮へとつながる子宮頚管にクラミジアが感染します。そのため女性の検査は子宮頚管の分泌物や膣壁の粘膜部分の膣分泌物を採取して検査します。

※クラミジア感染者とオーラルセックスをした場合喉にも感染するおそれがあるため咽頭の検査も必要です。綿棒で咽頭部の粘液をとって検査する「スワブ法」とガラガラとうがいをして吐き出したものを検査する「うがい法」があります。)

クラミジアとは

クラミジアは卵管の炎症を引き起こす菌です。感染してもほとんどは無症状です。子宮から卵管、腹膜へと炎症が広がって不妊の原因となることがあります。クラミジアの治療方法は主に抗生剤の投与になります。


甲状腺機能検査

甲状腺機能の検査方法

血液検査で甲状腺機能を知ることができます。

甲状腺機能とは

甲状腺は血液中に甲状腺ホルモンを分泌し体中の新陳代謝を正常に保つ働きをしています。甲状腺ホルモンはタンパク質、炭水化物、ビタミンなどの栄養素からエネルギーを生み出して体の中で利用されるようにコントロールする役割と必要に応じてホルモンを分泌したり、貯蔵したりします。

また、体内に入ったヨウ素は甲状腺に集まる性質がありヨウ素を材料に甲状腺ホルモンが作られます。身近なものでは昆布や海藻類などに含まれます。血液中の甲状腺ホルモンを一定に保つために脳の視床下部にある下垂体からTSH(甲状腺刺激ホルモン)が働きホルモンを正常に保っています。TSHの正常値は0.48から4.50くらいですが、妊娠を希望する場合はTSHが2.5以下になるようにコントロールすることにより流産や早産のリスクを少なくすることができます。

抗精子抗体検査

抗精子抗体検査方法

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女性は血液検査で抗体があるかないか調べることができます。
男性は射精された精液を顕微鏡で確認し、抗体が含まれているか調べるのと精子の頚管粘液通過性や受精機能などを調べます。

抗精子抗体とは

精子を異物として作られる抗体や、その抗体ができることで精子を排除しようとする免疫機能の異常のことを抗精子抗体と言います。抗精子抗体には作用によって二種類に分かれます。

精子凝集抗体...精子同士をくっつけて塊にして動けなくする。
精子不動化抗体...精子そのものの運動能力を奪う。

※希ですが、精巣と血液が混じり合うことで男性が自分の精子に対する抗体を持つことがあります。たとえば、過去の病気による炎症や事故による外傷、避妊目的のパイプカットなどが原因とされます。