その他の症状でお悩みの方

隠れ貧血にご注意!

あなたは貧血ですか?
血液検査で正常値だから問題ない、と思っていませんか?
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じつは、体内の鉄には機能鉄と貯蔵鉄という2種類の鉄があります。


機能鉄は70%が赤血球のヘモグロビンの中や筋肉中に存在し、
酸素の運搬をしています。

通常の血液検査でみているのは、機能鉄のことです。

もう一つの貯蔵鉄は肝臓などに蓄えられ、
機能鉄が不足した時のために待機している鉄です。

こちらは通常の血液検査ではみないので、
足りているか不足しているか分かり難い鉄です。

貧血というのは機能鉄が不足しただけでは起こらず、
貯蔵鉄が無くなって初めて貧血症状が出てきます。

先にも述べたように、通常の血液検査では機能鉄の値しかみないので、
体に鉄が不足していても分かりにくく、

血液検査が正常値だからと安心はできないのです。


妊娠中は胎児の成長のため鉄分がとても必要なので、妊娠を希望する方は、
貯蔵鉄が不足しないよう普段からしっかり鉄分を補給しましょう。


貯蔵鉄を血液検査で知るには、
「フェリチン値」を測る必要があります。

通常の健康診断には無い項目です。

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それでは、「鉄」は体の中で一体どんな働きをしているのか見ていきましょう。


①酸素の運搬に関わっています。ヘモグロビンというたんぱく質の成分です。
ヘモグロビンは鉄とたんぱく質からできています。
機能鉄が不足すると赤血球が不足し、
体の臓器や組織に酸素を十分送ることができません。
また老廃物を体外に排出しにくくなります。

②筋肉を動かす時のエネルギー源となるATPの合成に重要な働きを負っています。

③抗酸化酵素の構成要素となって活性酸素の消去に関わっている。

④神経伝達物質の生産に関わっている。

などが挙げられます。


貧血になると、
体がだるい、疲れがひどい、スタミナがない、セックスが弱くなった、
顔のシミがひどいといった症状に出ます。

全身の栄養状態が悪くなり、
皮膚や内臓、消化力が弱まり、活力なく、

老化を早めることにもなります。


そこで鉄分の上手な摂り方をご案内しましょう。

鉄は吸収率が約8%前後と極めて低いため、
欠乏しやすいミネラルです。

吸収率を高めるために、
ビタミンCを一緒に摂取することをお勧めします。


鉄分だけでなく、たんぱく質不足も貧血を引き起こします。

ビタミンB12や葉酸も赤血球を作るのに関わっています。


そして、栄養素としての鉄にも2種類あるのです。

一つが「ヘム鉄」と言って、
赤身の肉や魚など動物性食品に含まれています。

もう一つが「非ヘム鉄」で、
海藻、野菜、大豆などの植物性食品に含まれています。

ヘム鉄の方が吸収率は高く、
非ヘム鉄は食物繊維により吸収が妨げられてしまいますが、

ヘム鉄と非ヘム鉄を一緒に摂ったり、
ビタミンCと合わせることで吸収率は高まります。

鉄分が多い食材としては、

のり、カレー粉、抹茶、干しひじき、豚レバー、まいわし、鶏レバー、
牡蠣、切り干し大根、かつお、はまぐり、牛肉、牛レバー、小松菜、
大豆、ほうれん草、そら豆、ナッツなどです。

レバーは効率良く鉄を摂取できますが、
摂りすぎには注意しましょう。


赤血球の寿命は120日です。


貧血改善も120日かかると考えましょう。

鉄分だけでなく、タンパク質も必要です。

動物性食品の他に、
豆や穀類、ナッツなどもタンパク質が豊富です。


赤血球の材料となる
ビタミンB12、葉酸の摂取も大事ですね。


それ以外でも必要な栄養をはたくさんありますが、


食事は美味しく、バランスよく食べるようにしましょう!