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AMH値改善第一歩!そもそもAMHとは?

AMH値が低いことでお悩みの方はいらっしゃいませんか? AMH値が低いと妊娠しにくいため、不妊治療を行っている人は状況を改善したいとお考えでしょう。
ただ、AMHの数値を検査した人でも、AMHがそもそも何なのか正確に理解できている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか?
AMHとは何かを知ることは、AMH値が低い状況を改善するための第一歩です。
そのため、ここではAMHとは何かをご説明していきます。

■AMHとは

AMHとは、アンチミュラリアンホルモン(抗ミュラー管ホルモン)の略で、一言でいえば「女性の育ち始めの細胞から分泌されるホルモン」のことです。 血中のAMH値が原子卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられているため、卵巣内にどれくらい卵が残っているか、つまり卵巣の予備能を測る指標として用いられています。
このAMH値は、卵巣内の卵の数を示すのみで、AMH値と卵の質の間には相関関係はありません。
むしろ、卵の質は年齢とともに下がる傾向があります。

■AMHに関する3つの誤解

誤解1:AMH値と妊娠率に相関がある AMH値と妊娠率に相関関係はありません。
例えば、AMH値がほとんどゼロに近いような人でも、きちんと受精できるような卵があれば、元気に妊娠できます。
AMH値は、卵巣内に卵があとどれだけ残っているかを示します。
そのため、AMH値は不妊治療があとどれくらい続けられるかという判断基準に用いられるのです。
妊娠率と相関があるのは、AMH値ではなく年齢なのです。



誤解2:AMH値に正常値・基準値がある AMH値には、これぐらいが正常で問題ないという目安の数値はありません。
AMH値は、全体的に見れば年齢が上がるとともに値が下がる傾向を見出せますが、標準偏差があまりに長いために年齢ごとの正常値・基準値を出せません。
つまり、AMH値の大小は年齢とは相関が無く個人差によるものであるということです。


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誤解3:AMH値は高いほど良い AMH値が高いことは実は問題なのです。
AMH値が低いと、卵巣内の卵の数が少ないため、不妊治療をしている場合に治療期間への影響があることはこれまでの話からお分かりいただけたかと思います。
そのため、反対にAMH値が高ければじっくり不妊治療が出来て良いような印象がありますが実はそうではありません。
AMH値が高い、つまり卵巣内に卵がたくさんある状態というのは、卵巣内に小さな卵がたくさんあり、卵胞が十分に育っていない状態なのです。
これを多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群と呼びます。
AMH値が4.0~5.0ng/mlの場合は多嚢胞性卵巣症候群を疑った方が良いでしょう。



いかがでしたか? AMHについて知っているつもりで誤解していたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、AMH値が低いことが直ちに妊娠できないことに繋がるわけではありませんので、ご安心ください。