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鍼灸の効果が感じられないと思って、治療をやめてしまうと...その2

治療を1年半しているけど、状況は一進一退で、効果が感じられないとおっしゃる方。1年半も治療を続けているのに、卵巣力が始めと同じレベルなのは、何もしていない人とは違い、卵巣力が賦活されているからなのです。

現在も、1年半前と同じレベルでいられること自体、私たちのように不妊治療の臨床を、毎日見ている人間からすると、卵巣がすごく頑張って、能力が維持されていると思うのです。あと少し時間が経つと、卵巣の老化がさらに進んで、採卵できる、卵が育ちにくくなる時期が来ます。

その時期が来ても、採卵に臨んでいる多くの患者さんに比べたら、今この時期に一生懸命治療して、質の良い卵を作ることがどれだけ大切か、もっと知っていただいて、ぜひ時間を有効に使っていただきたいのです。そうでないと、卵の質をアップして、出産できる卵を採卵することは、そうは容易ではないのです。

効果は感じでつかむものではなく、ホルモン値などの数値の変化で見てくださいね。採卵できたかどうか。胚のグレードはどうか。移植したらHCGがどのくらい出たか?着床、妊娠したら、どのくらい妊娠が継続できたか。こういった全てが、医学的な数字に現れます。

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その数値が上がっていれば、明らかに治療の効果は上がっていますし、効果が上がっているなら、そこを進んでくださいね。もし数値が平行線だったら、数値が下がっていただろう状態よりは、効果は上がっています。

でも目的に対してはまだ、その効果を評価できない状況かもしれません。ここで思い出して頂きたいのは、不妊治療はアンチエイジングの要素を含んでいるという事です。何もしなければどんどん老化が進みます。

例えるなら、上の階に登りたいのに、下りのエスカレーターに乗っている状態なのです。降るスピードよりも早く歩いて登らないと、どんどん押し戻されてしまいます。もっと早く走って登らないといけません。これは時間が経てばたつほど、大変ということですね。

もし、鍼灸治療をやめてしまうと...