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凍結胚のグレードが悪くても、大丈夫ですよ。

体外受精をしていて産卵を繰り返した結果、成熟卵が採れて受精し、培養の
後に胚盤胞での凍結ができたとします。やっとここまで来た。これで移植
すれば、赤ちゃんを得る事ができる。胚のグレードもよかったし、期待は高まりますね。

ところがいざ移植をしてみると、HCGが0で何も反応せず、着床もしなかったなどという事が頻繁に起こります。これは凍結胚のグレードの基準と、実際の卵の質とが合っていないことを示しています。

凍結胚のグレードを決める際の基準となる数値は、

IMG_1605.jpgのサムネイル画像

1、 分割に要する時間。

2、 フラグメント(壊れた細胞など)の多いか少ないか。

3、 実施の画像で見た形が基準にて照らして良いか。


概ねこのような所見によって決められるのです。この辺りの基準が良いものをとりあえずよしとしておこうということなのですが、卵の質の本質が、染色体の4種類のタンパク質の配列にミスが少ないこと。ここを第一義として考えると、この辺りについては何も調べられないということで、置き去りにされているということになります。

現状では仕方がないとも言えますし、胚のグレードを見て一喜一憂することはないと思っていただければ良いと思います。採卵した凍結胚のグレードが悪かったから全てダメということもないですし、グレードが良いからといっても、移植してみないと実際はわからないということなのです。

体外受精はとにかく、やってみないとわからないことの連続と思って頂いた方が良いかも知れませんね。実際のところ、移植をしても出産までを考えると、この先にもたくさんのハードルがあり、それらの基準を一つずつ超えていった先に、赤ちゃん誕生があるのです。

若い時の妊娠、出産では、こんな過程を経た末に出産があることなど、想像もつかないでしょうし、あなた自身も多分自然にとはいえ、多くの過程をクリアしながら生まれて来たのですね。この世に生まれて来ただけでも、その影にはいくつもの感動の歴史があるのですね。