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不妊治療で、HCGってよく聞くのですが?

移植した胚が内膜に着床すると、HCGというホルモンが血中や尿の中に現れます。この数値を見て妊娠の確認をおこなうのです。逆に言えば、着床をして胎盤を形成しようとしなければ、このHCGは一般的には検出されないはずのものということになります。

体外受精による排卵誘発時に使われるhcg注射の影響や、平常時にも血中にわずかに検出される人もいますが、その場合は数値が0.1以下であれば問題なく採卵周期へ入りますし、前回の移植時の流産によって残存しているものがある場合は、そのレベルが0〜0.1に下がるのを待って、次の採卵周期を迎えます。

仮にこの数値がそれ以外の理由で常に検出される場合は、腫瘍などの存在を考慮することになりますので、不妊治療にとってはマイナス要因と言えそうです。

この治療中に、筋腫やポリープ、内膜症、水腫、嚢腫、子宮頚ガンなど、様々な病態が発見される方も多いのですが、前向きに考ええれば、健康へ一歩近づけるチャンスでしょうし、不妊治療をいち早く進めて、良い卵を早く採卵したい方からすると、お休み周期が増える上に、予想外の手術をする可能性も出てくるわけで、何でこの時期にという感は否めないでしょう。

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移植後に着床して、胎盤が形成されることによってHCGが出る場合には、この数値の増え方によって、その妊娠の出産への確率を予測するための尺度として使われる事があります。その病院の持っている統計が予測を可能にしているのですが、これを見るとその時の移植した胚のレベルを、数値で捉える事ができます。

胚のグレードは凍結時には出ていますが、実際には移植後の過程を見ないと、グレードと実際の結果が、あまりに結びつかないジレンマに陥るからです。グレードがいい胚だからと期待していると、全く着床さえもしなかった。などということが普通に起こるのです。

さらに着床後のHCGの増え方を追いかけていても、基準よりもすごく良い数値で推移しているものが失速してしまったり、逆に数値がET4なのに、着床すらしていない0という値でも、その後に挽回したり。思ってもいない事が起こるのが、この治療の難しさなのです。