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卵の質をアップする鍼灸って、普通の不妊鍼灸と何が違うの?

鍼灸治療は、体の気や血の流れを診て、弱い流れのところは気を補って強い流れにする。強い流れのところはシャッと気を放散させて流れを緩やかにする。そのことで全身の気や血の流れのバランスを整えてあげれば、体の力で自然に健康な状態に戻ってゆくという考えで成り立っています。

気の流れを表す、経絡という川は体を巡り、内臓にある五臓六腑を表していて、ツボ刺激などを使って気の流れに影響を与えると、対応する臓器の働きもその影響を受けて変化するというわけです。

鍼灸では、この気の流れを表す経絡、五臓六腑の名前があてがわれた気の流れのバランンスを取ることを目的として、気の川の流れの途中にたくさんあるツボを、針やお灸で刺激しているのです。

結果として気の流れの強さのバランスが取れている状態が保てれば、それは健康ということになります。

ところで不妊鍼灸では、卵巣をより元気にして、卵胞が目覚めてから排卵するまでの5ヶ月間における減数分裂の、その転写のミスを少しでも減らすことが目的です。コピーのミスが減り、体の設計図が、若い時のようにしっかり書ければ、妊娠、出産への道は自ずと開けます。

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つまり、体のどこかが悪いからそれを治すのではなく、卵巣の機能が若返ってもらうための刺激を与える治療ということなのです。五臓の気の流れのバランスが取れて健康的な体を得ても、「老化を防ぎ卵巣のパワーが増す」という目的からすると、それだけでは効果が足りないのです。

通常の不妊鍼灸治療で健康のレベルが上がったとしても、そこからさらに上の到達点を目指す鍼灸治療が実は必要で、卵巣の機能が賦活されることを本来の目的として、しっかりと認識しなければいけません。本当の不妊鍼灸治療の難しさは、この先にあるのです。そこに踏み込んで行って、新しい治療方法に辿り着くことが、私たちの毎日のチャレンジなんですね。