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出産できる人と、できない人の差はなに?

不妊治療で、出産できる人とできない人の差はなんですか?

これもたまに患者さんから聞かれる質問ですね。これだけ頑張っているのに、どこで生まれる、生まれないが分かれてしまうの?これは切実な問題です。

不妊の原因は、大きく分けると3つに分かれます。

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1、 卵子と精子が出会っていない。
2、 卵子と精子の質が、出産できるレベルにない。
3、 着床や妊娠の継続を妨げる問題が女性の体にある。


1、 卵子と精子が出会っていない可能性がある場合、例えば不妊症検査が全部問題ないとしても、顕微受精をすれば卵子と精子が受精する機会を得ます。仮に成熟卵にならなかったり、受精しないなら、問題は卵と精子の質が原因と言えるでしょう。

3、いわゆる不育症といわれるもので、女性の血液に着床がしにくい性状がある場合は、ビタミンや、ヘパリン、あるいはホルモン(DHEA)などの補充で解決が図れる場合もありますが、不妊の原因の中ではかなり少数の要素とみられます。

なぜなら採卵自体が困難な状態でも、卵子提供を受ければ出産の確率はかなり高いからです。これは、卵子のドナーさんが年齢的に若く、質が高ければ出産は年齢が50歳近くても、旦那さんも年齢的に精子の質がかなり悪くても、統計上は出産が可能ということを示しているからです。

ということは、2、卵子と精子の質が原因という可能性が最も高く、不妊症で悩む多くのご夫婦にとって、この問題を突破して質の良い卵を採卵できるか?あるいは旦那さんの精子も、質がより良いものか?が、出産できるか出来ないか?を分ける境目になっていると考えるのが妥当ではないでしょうか。